レントゲン、CT、MRIで身体のあちこちを撮影、検査してもがん、脳卒中といった生命にそくかかわる深刻な所見なし。
血液検査で検査項目を増やしても同様。
しかし、座っている状態から起立しようとするとめまいやたちくらみがする。
集中力を要する作業を長時間続けると倦怠感が異常にする。
なかなか寝付くことができず、夜中何度も目が覚めてしまう。
そのほかいろいろな身体の異常な症状が重なり、日常生活に大きな支障をきたしてしまう。
こういう状態のことをよく不定愁訴と表現します。
自律神経失調症、身体表現性障害、慢性疲労症候群など病名をつけようとするとこんな感じで医師から言われると思います。
こうなると西洋医学では対応することが大変になる場合があります。
細分化されている現状の西洋医学教育で養成された医師は、身体をひとつの全体として診察、診断することが苦手であるからです。
木を見て、森を見ずというわけです。
メンタルクリニックや精神科に行ってくださいと言われることもあるようです。
そういう場合、総合診療を標榜する診察科を有する病院やクリニックに行くことも選択肢のひとつに考えてみてください。
通常の診察科より身体をひとつの全体として診察、診断することを得手とする医師が対応します。
テレビ番組でもおなじみになってきています。
ネットなどで調べてみてはいかかでしょうか。