がんの放射線治療を受けた後高熱と腹痛があったので大学病院に受診しました。レントゲンや血液検査の結果、炎症反応が10を超えており入院しての治療を勧められました。まさか入院になるとは思ってもいなかったので、全く準備していませんでした。

一人暮らしだったので、少し離れた場所に住んでいる両親に連絡をし着替えなどを用意してもらいました。そして会社も長期間休むことになり多大な迷惑をかけてしまいました。少しでも早く退院したかったのですが、結局は2週間近くの入院生活になりました。

入院生活は体の辛さよりも精神面で堪えました。このまま会社を休んで解雇されないかなど余計なことばかり考えて気分が沈みがちになりました。それを救ってくれたのは同室の患者さんや看護師さんでした。

入院中は会話ができる状態であれば積極的に色んな人とコミュニケーションを取ると良いです。個室などではお見舞いの人が来ないとほとんど会話をすることはありません。そうなると人によってはうつ状態になることもあります。病気は違っても比較的ステージが低い乳がんの患者さんたちとは共感できる部分も多いので、会話をするだけで気持ちが楽になります。

そして予期せぬ入院は誰にでも起こりうることです。万が一の時に備えることは重要だと実感させられました。